シャンプーとベビーシャンプーに違いはある?赤ちゃんに使う為の条件とは?
同じシャンプーという名前がつきますが、赤ちゃん用として販売されているベビーシャンプーというものもあります。
ベビーソープが大人が使うボディソープだとしたら、ベビーシャンプーはシャンプーと同じ意味です。
シャンプーとベビーシャンプーといったように分けて販売されていますが、どのような違いがあるのでしょうか?そして赤ちゃんが使っても良いシャンプーの条件とはなんでしょうか?
ここではベビーシャンプーについて説明します。
使われる成分に大きな違いはない
大人が使うシャンプーと赤ちゃんが使うベビーシャンプーに配合されている成分にそれほど大きな違いはありません。
構成的にも水と洗浄成分、植物エキス、保湿成分、オイル成分、防腐剤といったような同じような構成です。
使われる成分に大きな違いはないものの、ベビーシャンプーに使用される成分の方が赤ちゃんのデリケート肌を考慮し髪や頭皮にやさしい成分がチョイスされている傾向があります。
特に洗浄成分はベビーシャンプーの場合、硫酸系界面活性剤と呼ばれるものは使われていないものがほとんどです。
大人の場合には髪にツヤが欲しいとか、きしみがイヤとか、もっと髪にハリやコシが欲しいといった要望を叶えるため保湿成分や補修成分といった成分が重視されがちです。
反対に赤ちゃんの場合はお肌がとてもデリケートなため、髪や頭皮へのやさしさが重視されています。
また、仮に大人用シャンプーで赤ちゃんが使えるくらい低刺激にこだわったシャンプーがあったとしてもベビーシャンプーや赤ちゃんにも使えますといった記載がなければ赤ちゃんに使用しないのが通常ではないでしょうか?
なんとなく大人が使うものを赤ちゃんに使ってもいいのかな?という疑問を抱くママやパパは多いと思いますので、ママやパパに安心して使ってもらえるためにベビーシャンプーと分けられているのかもしれません。
赤ちゃん用に使えるシャンプーの条件とは?
最近の大人用シャンプーはとても優秀なものがどんどん発売されています。
良くも悪くもオーガニックや無添加といった「やさしさ」に注目したシャンプーが増えてきています。
そのため、大人用シャンプーであってもベビーシャンプーとして使えるものもあります。
ベビーシャンプーとして使えるかどうかの判断をする際に大切な条件とはなんでしょうか?
まず確認すべきは「洗浄成分」です。
これはシャンプー選びの基本なのでかならず確認するようにしましょう。
硫酸系やオレフィン系の洗浄成分ではなく、アミノ酸系やベタイン系、グルコシド系といった髪や頭皮をやさしく洗える洗浄成分で作られているシャンプーであることが一つ目の条件です。
次に「無添加」の確認をしましょう。
赤ちゃんのデリケートなお肌に使う物なので旧表示指定成分が無添加のものがおすすめです。
大人は香りを重視する方も多いですが、イイ香りのものの多くは合成香料です。
合成香料はお肌にとってやさしい成分ではありませんので、合成香料無添加のものを選びましょう。
最後に「成分数」を確認します。
先程も言いましたが、大人用のシャンプーというのは洗った後の髪の質感などを重視して保湿成分や補修成分、植物エキスといった成分が多く配合されている傾向があります。
赤ちゃんの場合はそういった髪の質感よりも髪や頭皮へのやさしさを重視すべきですので、なるべく配合成分数が少ないものを選びましょう。
洗浄成分をチェックし、無添加もチェックしたうえで、同じような品質のシャンプーで悩んだ場合はより配合成分数が少ないものを選んでおくと良いでしょう。
大人と赤ちゃんのシャンプーが1本で済めば経済的でもありますので、赤ちゃんにも使える大人用のシャンプーを選ぶ、もしくはベビーシャンプーを大人も一緒に使ってもいいと思います。