妊娠中に急に使っていたシャンプーが合わなくなる?原因と対処法は?
妊娠すると女性には様々な変化が現れます。
お腹の中の赤ちゃんの成長に伴ってお腹が大きくなってくるといった外見の変化に限らず、体内のホルモンバランスなどにも変化があります。
そして、ある日突然、いつも通りにシャンプーをしていると痒みを感じたり、頭皮がカサカサになったり、細かいフケみたいなのが出てきたりと「なぜ?」と思うような変化が現れたりもします。
ここでは愛用していたシャンプーが急に合わなくなる理由と対処の仕方について説明します。
シャンプーが急に合わなくなる不思議!?
妊娠中に限らず、使っていたシャンプーが合わなくなるということは比較的よくあることです。
というのも、お肌の状態というのは様々な要因によって影響を受けてしまうからです。
例えば、「最近寝不足が続いている」「最近外食ばっかだ」「会社でトラブルがあって精神的に参っていた」といったことがお肌に影響を与えたりもします。
妊娠中のホルモンバランスに変化が起こった妊婦さんの場合ならなおさら頭皮や髪に影響が出ても不思議ではありません。
つまり、愛用していたシャンプーが急に合わなくなるというのは、次のように考えることができます。
『元々使っていたシャンプーが脱脂力や刺激の強いものであり、普段なら問題なく使えていたが妊娠によって刺激に敏感になった。』
シャンプーに問題があるのか、極端に自分自身の髪や頭皮が敏感になってしまったか、どちらかの理由で合わなくなったと考えられます。
その場合、試してみるべきことはなんでしょうか?
もちろん、シャンプーを変えてみるということが手っ取り早い方法です。
妊娠中には髪や頭皮にやさしいシャンプーがおすすめ
どんなシャンプーを試してみると良いかというと、「髪や頭皮にやさしいシャンプー」です。
髪や頭皮にやさしいシャンプーと言われても「なるほど!」となる方はいらっしゃらないと思います。
なぜなら、何をもって髪や頭皮にやさしいと判断すれば良いのかがわからないからです。
では髪や頭皮に優しいシャンプーであるかどうかを判断するにはどうすればいいかというと、
「成分で判断する」
これにつきます。
成分を見てもちんぷんかんぷんという方がほとんどだと思いますが、
シャンプーの成分を確認するうえで大切なことは「洗浄成分」です。
洗浄成分の種類によってシャンプーの髪や頭皮への刺激具合も全然変わってきます。
細かく言えば洗浄成分以外の成分も刺激になったりしますが、
妊娠中に使うべきシャンプーを絞る上では洗浄成分の確認が最優先です。
洗浄成分で一番避けなければならないのが、
硫酸系と呼ばれる洗浄成分です。
泡立ちが良く、原料が安いため一昔前のシャンプーのほとんどに使われていました。
使用感は良いですが、髪や頭皮への刺激も大きいため避けるべき成分となります。
では反対にどのような洗浄成分なら髪や頭皮をやさしく洗えるのかといいますと、
・ベタイン系
・グルコシド系
・アミノ酸系
・タウリン系
・石鹸系
といったジャンルに属する洗浄成分です。
ただし、上記のジャンルであっても刺激が強めの成分もあるため注意は必要です。
ですが、8割9割は上記のジャンルに分類されている洗浄成分であれば、髪や頭皮をやさしく洗えます。
妊娠中に急にシャンプーで痒みやカサカサ、フケ、抜け毛、パサつきなどが現れ気になりだしたら是非髪や頭皮にやさしい洗浄成分で作られたシャンプーを選びましょう。