たまに無添加で見かける旧表示指定成分って何？

シャンプー探しをしているとたまにサイトやパッケージなどに旧表示指定成分無添加という記載を見かけることはありませんか？

旧表示指定成分ってなんだろう？？
と思われている方は是非旧表示指定成分についてある程度理解しておくことをおすすめします。

ここでは旧表示指定成分について説明します。

成分表記の今と昔

今はシャンプーの裏面を見たら全成分が載っています。

これは全成分表記が義務付けられているからです。

では化粧品というものが世の中に登場した時からそういうルールだったのかというと、そうではありません。

今の全成分表記の義務化以前は「表示指定成分」のみ表示義務がありました。

表示指定成分というのは102種類ありまして、その中には皆さんも聞いたことのあるパラベンや安息香酸Na、ラウリル硫酸Na、エデト酸塩、PGといった成分が含まれています。

全ての表示指定成分について知りたい！という方は「旧表示指定成分」でググッて見てください。

そして表示指定成分というのは何なのかというと、
人によってはアレルギー反応が起こる可能性のある成分です。

簡単にまとめると、
この成分が配合されていると人によってはアレルギー反応などが出るかもしれませんよ。
という成分が102種類あるわけです。

そのため、選ぶ際には表示指定成分を載せておくので自己責任でお願いします！
といった感じで記載されていたわけです。

ですが、パラベンが防腐剤でラウリル硫酸Naは界面活性剤ということを今は多くの方がご存じだと思いますが、それ以外の表示指定成分なんて知らない人がほとんどだと思います。

記載したところで、その成分が何なのか、どういうデメリットがあるのかが理解できる人なんてほとんどいらっしゃらなかったことでしょう。

というわけで、載せていてもあまり意味がないと思ったのかどうかはわかりませんが、
表示指定成分以外の全ての配合成分が現在では記載されるようになりました。

今は表示指定成分の存在自体がなくなったわけなので、
昔に表示指定成分だった成分として旧表示指定成分と呼ぶようになりました。

旧表示指定成分は知っておくと便利

無添加の表示を見た際にはどんな成分が無添加なのか確認することがシャンプー選びにおいてもとても大切ですが、パラベン、安息香酸Na、エデト酸塩が無添加と書かれていた場合、もしかするとPGは入っているかもしれませんし、ラウリル硫酸Naは使われているかもしれません。

102種類の旧表示指定成分全てを把握している人なんてほとんどいらっしゃらないので、もしかしたら他の旧表示指定成分は入っているかもしれないけどわからないといったことにもなりかねません。

そうなったら旧表示指定成分を避けたい場合にはいちいち、記載されている成分を全て調べていくことが必要となります。

ですが、無添加の表示に旧表示指定成分と書いてある場合、102種類の成分全てが入っていないことがすぐにわかるわけです。

そのため、無添加シャンプーを選ぶ際に旧表示指定成分が無添加かどうかは判断する際にとても役立ってくれます。

頭皮や髪への負担を考えた場合にまず選びたいシャンプーは旧表示指定成分無添加のシャンプーです。