シャンプーの詰替え用は使わない方がいい理由
シャンプーを購入する際に詰替え用があるかどうかを判断材料にされる方もいらっしゃると思います。
確かにシャンプーの詰替え用は使う側からしてもお得だし、環境的にもボトルを毎回買い替えるよりはエコですし、メーカーとしても損はないはずです。
それなのにシャンプーの詰替え用を用意していないメーカーがあるのはどうしてでしょうか?
ここではシャンプーの詰替え用に関する疑問について解説したいと思います。
詰替え用を使用するリスクについて
現在は真空パックを利用した専用のボトルと詰替え用が存在しています。
中身を移し替えることなく詰替え用をそのままボトルにセットして使うタイプのシャンプーです。
そのようなシャンプーの場合は詰替え用でも全く問題がありませんが、ボトル自体の原価が高いことや専用の詰替え用に対応した充填機器を持っている製造メーカーが多くないため、それほど普及していません。
そして、中身を移し替えて使うタイプの詰替え用はシャンプー自体にかなり強い防腐処理を施しておけば別ですが、最近はやりの低刺激ウリの無添加シャンプーなどの場合はそれほど防腐力が高くないため、入浴中などに詰替える場合、水などが混入しシャンプー自体が汚染されるリスクがあります。
シャンプーの詰替えを用意していないメーカーの意図はそのリスクを考慮してのことでしょう。
今までシャンプーを詰替えてシャンプーに異変が生じたことなんてない!という方はおそらく強い防腐力のシャンプーを使用しているのだと思います。
髪や頭皮のことを考え低刺激処方の成分を厳選している場合には詰替え用は汚染のリスクになってしまうということは知っておいた方がいいでしょう。
詰替え用をどうしても利用したい場合
もし詰替え用を使用する場合には、ボトルをキレイに洗って空にした状態で乾かし、ちゃんと乾燥した後に浴室ではなく通気性の良い場所で詰替え作業を行うようにすることで汚染リスクを減らすことができます。
また、余談ですが、ポンプ式のシャンプーやトリートメントの残量が少なくなった場合にポンプで出しやすいようにシャンプーやトリートメントに水を入れる方がいらっしゃいますが、一番の汚染原因となりますので、やめた方が良いです。
成分にこだわった無添加シャンプーであればあるほどパラベンや安息香酸Naといった防腐力の強い成分ではなく他の防腐剤で代用していることが多いため、余計に詰替え時のリスクが高くなりますので、せっかくシャンプー選びにこだわるのであれば、なるべく詰替えはしないようにした方がいいと思います。
中身を移し替えるのではなく、詰替えパックごとボトルに入れて使うタイプであれば、詰替え用を使用しても問題ありません。