シャンプーの詰替え用は危険かも!?知っておきたいリスクとは?
シャンプーの購入を検討する時、詰替え用があるかどうかで判断される方も少なくありません。
詰替え用はボトルではなく、いわゆるパウチに入っていて安く作れるためお買い得となっています。買う側にとっては、毎日消費するものだからこそ詰替え用の存在は大変助かります。
ですが、詰替え時にはリスクが伴うことも知っておくべきです。
シャンプーの詰替え時のリスクについてご紹介します。
詰替え環境に危険が潜む?
皆さんはシャンプーを詰替える時どのように詰替えるでしょうか?
①浴室内で出てこなくなったシャンプーのポンプを外して詰替え用を上から注ぎ足す。
②浴室内で出なくなったシャンプーボトルの中をシャワーで流して詰替え用を注ぐ。
③浴室の外で出てこなくなったシャンプーのポンプを外して詰替え用を上から注ぎ足す。
④浴室の外で出なくなったシャンプーボトルの中を洗って、詰替え用を注ぐ。
⑤事前に空になったボトルを綺麗に洗ってボトル内の清潔を保ったまま乾燥させ、通気性の良い場所で詰替え用を注ぐ。
上記の5パターンのいずれかに当てはまっていますでしょうか?
ちなみに上記の①~④の方法で詰替えをしているとすれば、危険かもしれません。
5パターンの中でちゃんとした詰替えが出来ているのは⑤だけです。
多くの方の詰替え手順は①ではないでしょうか?
では何が危険なのかについて説明します。
まず、シャンプーのベースは水です。
さらに美容成分は基本的に栄養の高い成分です。
水と栄養のあるところに繁殖するのが雑菌です。
作ってすぐが最も新鮮であり、生ものに似ています。
そのため、シャンプーの詰替え時に詰替え前のシャンプーが残っている状態で注ぎ足すという行為は新鮮な詰替えシャンプーを傷ませることにつながります。
そして、浴室はシャワーを使う場所ですから、湿度が高く、環境的には雑菌やカビなどがウヨウヨしている場所でもあります。
浴室内で詰替えるということはそれら雑菌やカビがシャンプーのボトル内に混入しない可能性がゼロではありません。
特に濡れた手で作業していると手についた水滴が一緒にシャンプーボトル内に入ったりして雑菌を自ら混入させるようなものです。
シャンプーには防腐剤などが配合されていますので、雑菌混入=即腐るというわけではありませんが、雑菌の量と防腐力の関係で腐りやすさは変わってきます。
これまでシャンプーの詰替えを利用してきたけど、シャンプーが腐ったりしたことないけど?という方はおそらくパラベンかパラベンと同等レベルの防腐力を持つ防腐剤が配合されているシャンプーを使ってきたのではないでしょうか?
パラベンの防腐力はとても高い為、詰替え時にちょっと雑菌が入ったくらいでは腐ってしまうことは起こりにくいようです。
ですが、パラベンは旧表示指定成分であり、無添加の対象となりやすい成分なので、パラベン無添加のシャンプーで低刺激などにこだわって防腐剤も厳選されているとしたら、同じ様にはいきません。
そのため、品質にこだわった無添加シャンプーであればあるほど、詰替え用を利用する場合には注意が必要となります。
腐っているかどうかの見分け方
シャンプーが腐っているかどうかの判断基準としては、臭いと色があります。
アロマオイルなどで香りづけしているシャンプーはアロマオイルの揮発などで使っていくうちに香りが変化することはありますが、合成香料を使用していて香りが変化することはほとんどありません。
いつもと違う変な匂いがするなと感じたら腐っている可能性があります。
また、液体の色もちょっと茶色っぽく変化したりしますので、色も確認しましょう。
詰替え用を安全に使うには?
詰替え用を安全に使うには⑤のような詰替え手順を踏む必要があります。
使い切ったシャンプーのボトル内をしっかりと洗い、中にホコリなどが入らないよう乾燥させ、通気性の良い場所で詰替えるというのが一番です。
ですが、もちろんそれも100%安全というわけではありません。
100%安全な詰替えというのは、たまにボトル内にパウチそのものがセットでき、パウチごと交換して空気に触れさせることのない詰替えタイプです。
ボトル自体も特殊ですし、もちろん通常ボトルよりも原価が高くなり、商品の値段に跳ね返るためまだそれほど普及はしていないようです。
無添加シャンプーの場合は詰替え用を用いない、もしくはパウチごと交換できるタイプのシャンプーを選ぶのいずれかがおすすめです。