無添加シャンプーを解析する際に知っておきたい成分まとめ
たくさんある無添加シャンプーの中から自分が探し求めているシャンプーに出合う為には自分で成分を見て解析していくのが一番です。
そのためにはシャンプーに使われる成分に関しての知識が不可欠ですが、全ての成分について知識を付けるというのはかなり無謀なことでしょう。
シャンプー研究に携わる研究者の方であれば成分知識を探求して頂いて良いのですが、普通にシャンプーを使う側であれば最低限の知識で良いと思います。
ここでは無添加シャンプーを解析する際に押さえておきたい成分をまとめておきます。
シャンプー解析で確認すべきポイント
様々なメーカーから発売されているシャンプーですが、メーカーのアピールポイントだけを鵜呑みにしているととてもじゃありませんが、どれが本当に良いのかわかりません。
なぜならマイナスポイントを堂々とアピールするメーカーはいないからです。
たまに弱点を強みに変える宣伝を上手にされているメーカーもいますが、基本的にはプラスになることしかアピールはしません。
そんな状況でシャンプーを選ぶには自分の目でシャンプーを解析する必要があります。
シャンプー解析において必要なのは成分知識です。
シャンプーを解析するうえで知っておきたい成分をご紹介します。
シャンプーのベースとなる水
シャンプーというのは基本的には水でできています。
水に様々な成分を追加して作られています。
そのため、最も配合量が多いのは水です。
ですが、水には不純物を取り除いた精製水と呼ばれるものと、自然界のエキスが溶け込んだ天然水、他にはローズウォーターなどの植物から抽出した水や温泉水などがシャンプーに使われます。
上記のほとんどが全成分には水としか記載されませんので水にこだわっているかどうかはメーカーサイトなどで確認してみることも必要です。
シャンプーの肝となる界面活性剤
シャンプーにおいて水の次に配合量が多い成分が界面活性剤です。
界面活性剤は洗浄成分と呼ばれるもので、この成分のおかげで頭皮の皮脂汚れなどを洗い流すことができます。
ですが、界面活性剤は種類によって皮脂を落とす力強いものから適度な脱脂力のものまで様々です。種類によっては保湿効果やコンディショニング効果があるものもあります。
界面活性剤自体を悪くいう方もいらっしゃいますが、種類によりけりだということを知っておいて欲しいと思います。
界面活性剤には種類があります。
大まかに言うと、非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)と陰イオン界面活性剤(アニオン界面活性剤)、陽イオン界面活性剤(カチオン界面活性剤)そして、両性界面活性剤の4種類に分別されます。
ですが、これらの呼び分けはあまり聞きなれないと思います。
一般的によく耳にするのは
アミノ酸系界面活性剤、硫酸系界面活性剤をはじめ、ベタイン系、グルコシド系、タウリン系、石鹸系といった呼び名の方だと思います。
界面活性剤のジャンルどうこうよりも成分一つ一つの脱脂力や洗浄力、保湿力、お肌への刺激などの方が大切です。
界面活性剤の特徴を大まかに知る上ではアミノ酸系とか硫酸系といったジャンル分けの方が分かりやすいかと思います。
アミノ酸系の洗浄成分には成分名にグルタミン酸とかアラニンといったアミノ酸名が付いています。
ベタイン系も成分名にベタインが付いているものが多いのでわかりやすいです。
グルコシド系やタウリン系も同じです。
石鹸系はラウレス-4カルボン酸Naといった成分があります。
基本的にチャックすべきは硫酸系やオレフィン系といった洗浄成分が使われていないかどうかです。
シャンプー選びの際には界面活性剤はかならずチェックするようにしましょう。
無添加の内容チェック
シャンプーを選ぶ際には無添加という言葉の響きだけでなく、内容までしっかりと確認することが必要です。
なるべくたくさんの髪や頭皮の負担となる成分が無添加である方が好ましいので、どんな成分が無添加なのかは必ずチェックしましょう。
成分数
髪や頭皮を健やかに導くための保湿成分や植物エキスは多ければ多いほど良いとおもいがちですが、成分が増えれば増えるほどお肌に合わないといった可能性も高くなると思った方が良いです。
髪や頭皮のケアに必要な成分は最低限はいっていてなおかつシンプルというのがおすすめです。
洗浄成分や無添加度合い、保湿成分などを見比べて大差がなさそうなら成分数の少ない方を選ぶというのも一つの選択です。
保湿成分や補修成分、植物エキスなどの確認
セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸といった潤い保持の保湿成分やホホバオイルや馬油といったオイル系の保湿成分、あとはアロマオイルやローズマリーエキスなどの植物エキス、ジラウロイルグルタミン酸リシンのような補修成分などのチェックもしておくとなお良いと思います。
シャンプー解析の基本は消去法
シャンプーを解析していくうえで大切なことはあらゆる成分について詳しくなることよりも、髪や頭皮にとって負担となり、トラブルの元となりうる成分に詳しくなることです。
髪や頭皮にとって良くない成分を知れば、それが入っていないシャンプーを選べば髪や頭皮にやさしいシャンプーを選べる確率がグッと上がります。
片っ端から成分知識を溜めこんでいったり、髪や頭皮に良い成分ばかりを知るよりも、良くない成分について知識を深めていく方が効率的に良いシャンプー選びができるようになりますので、是非消去法でシャンプーを選ぶことをおすすめします。